嬉々として…
こんにちは。新三年目470級の森樹です。
「もう○月終わっちゃうよ!」と毎月言っている気がしますが12月は重みが違います。
2020年が終わってしまいます。外は大雪です。
今年は楽しくヨットに乗ることができました。(去年も楽しかったですが)
ヘルムスに転向したばかりということもあり、課題や成長を感じやすかった気がします。
私のクルーは現在新OB一年目の野田榮太郎さんでした。態度ばかり大きい生意気な後輩だった私に、文句も小言も言うことなく自由にヨットに乗せてくださいました。好き勝手、色々と実験することができ、それが成長につながりました。
洋上では常に喋っていました。一番賑やかな配艇だったと思います。艇内環境は常時良好で、これは最強でした。レース中に沈しようが、ケースを起こそうが、先輩に怒鳴られようが、へっちゃらでした。(もちろんしっかり反省はしてました。)
ただの惚気話のようですが、これはとても重要なことな気がします。
今年でヨットに乗り始めてだいたい7年になります。ダブルハンドは4年目です。なぜこんなに続けているのだろうと考えてしまいますが、よくわかりません。
新しいことを始めるのは勇気がいります。惰性で続けているような気もします。
ですが、もしヨットが一人乗りだったら、こんなに続けてないんじゃないかと思います。
シングルハンドの方が簡単ですし、上達も早いです。喧嘩もストレスもありません。でもそれだと、ちょっと物足りないんです。
ヨットは感覚的なところが多いです。この感覚を二人で共有することは難しいですが、速い艇はそれがうまいんじゃないかと思います。それぞれの見えてない部分、感じれてない感覚、更には操船のイメージまで共有できれば、もう怖いものなしです。
それを実現するためには、何段階かあると思います。
先ず、それぞれが十分なスキルを得て、見たり感じたりして、その上でどうしたいか自分なりのイメージを持つ。
次にそれを言語化し、共有し、実行する。そして、それを繰り返し、少しづつイメージに近づけていく。
この過程で必要なのが、やっぱり、たくさん喋ることなのだと思います。
チームというのはこれを全員ですることなのではないでしょうか。
新体制になり、スタッフとして、毎週ミーティングに参加しています。あまり貢献できていませんが、頭を悩ませながらも、少しずつ前進していく先輩方を見て、そんなことを感じました。
それぞれがどんなチームにしたいか考え、明確なイメージを持ち、言語化し、共有する。
これを繰り返すことで、思い通りチームを操れるようになる気がします。
すこし大袈裟ですが。
ヘルムスに転向して、たくさん発見がありました。
色々な立場からものを見ることって大事なんだな、と思わされた一年でした。
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