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引退ブログ

今年度主将を務めておりました中野眞吾と申します。
まず始めに、これまで多大なるご支援をしていただいた皆様に感謝申し上げます。
皆様のお陰で今年度も大きな事故なく、一年間を終えることができました。
誠にありがとうございました。


ここからは四年間の振り返りです。
自分の気持ちを文章にして伝えるのは恥ずかしくて苦手なのですが少しだけお付き合いください。


四年間の決して短くはない現役生活を終えてから1ヶ月ほどが経ちました。
今の率直な気持ちは引退して寂しいよりも、ようやく解放されたんだなという気持ちの方が強いです。
もちろん多少の後悔はあります。それでも自分の中で全力でやりきったという達成感が後悔を上回ってるからこそ、解放感を得られているのだと思います。

少し自分語りをすると、私は自他ともに認める、人生をこなしてしまうタイプでした。勉強も部活も人間関係も何となくでこなせてしまい、その低いハードルを乗り越えられたことで満足する。特に何かに対してこだわりもなく、少しでも苦手だと思えば適当に流す。そんな人生だったと思います。ヨット部に入ってからも何回も辞めたいと思ったし、実際一年生の時に体調不良を偽って練習を欠席したこともありました。そんな常に妥協してきた自分ですら、気づけば本気になって取り組んでいるアツい何かがこの四年間にはあったような気がします。祝津で優勝出来なかった二回のレースと全日本470で沈した嫌な思い出が何回も夢に出てくるし、夏休みはストレスで胃が痛くなって祝津に向かう途中で病院に直行したこともありました。そんな辛い思いをしてでも最後までやり遂げられた自分と、共に乗り越えてきた同期を心から誇りに思っています。

少しといいながら自分のことは散々書いたので、次は部員について書きます。

まずは後輩について。後輩の皆にはまず言わなければいけないことがあります。自分勝手な主将についてきてくれてありがとうございました。特に一つ下の代には迷惑をかけまくったと思います。散々言いたい放題言って、自分勝手だったと思います。ごめんなさい。特に侑大氏(後輩ですが敬意をこめてこう呼んでます)は、一年生の時から人数も少ないのに仕事を任せきりでしたが、常に全力で仕事をしてくれて本当に助かっていました。来年のヨット部は侑大氏が主将になるので何も心配していません。最上級生は大変ですが、思っているより楽しいものです。心から応援しています。

最後は同期について。同期は、私から見れば精神的に大人で、常に周りが見えているような人が多かったような気がします。こんなにストレスの溜まる祝津でも爆発することはほとんどないし、スタミで「これやっといて」って言った仕事もすぐにやってくれるし、飲み会で酔っ払ってもいい感じに受け流してくれるし。喧嘩はほとんどしたことないけど、言うべきことは言ってくれる頼れる人たちでした。入部したときは同期があまり仲が良いという感じではなくて、須藤とは2年生まで話した記憶が一回もないけど、今では全員と心から親友だと言えることに四年間の成長を感じます。この四年間を最高の同期と共に過ごせたことは自分の人生の中で最大の財産です。艇庫締めでまさか一番最初に泣くとは思っていなかったけど、それくらいこの四年間は自分の中で濃密だったんだと思います。引退してからはほとんど会えてないし、卒業すれば会える機会はもっと減っていくとは思います。それでもたまには飲みに行きましょう。6人しかいないどんぱなんだから。
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引退ブログ

こんにちは。

2022年度470TLの森です。



最近は研究室に籠り気泡と睨めっこする日々を送っています。地味ですがそれなりに充実しています。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。





私たちの代の最後の大会、琵琶湖でのインカレは悔しい結果に終わりました。今年一年間意識して練習してきたことの成果、自分の成長が感じられる場面もありましたが、結果には繋げられず、全国のレベルは更にその上にあることを痛感させられました。





どうしたら勝てたのか?

一年前、乃至は二年前の自分に伝えられるとしたら、活動するうえで何を大事にしてほしいか。自分が実践できたこともできなかったこともあり多少無責任ですが、思うことを幾つか書きたいと思います。





先ず、「レースに出ずにレース経験を積むこと」

意味わかんないですよね?

ヨットレースで勝つためには幾つかの壁を突破する必要があると私は考えています。スタート、上レグ、リーチング、ダウンウィンド・・・それぞれに壁は存在しますが、問題なのは、今見えている壁を突破しないと次の壁は見えてこないということです。例えば、スタートで呑まれてしまう人は一上のコースを引く上での課題は見えてこないし、一上の順位が悪い人は上位で上マークを周った時にリーチングレグの走らせ方が分からない、といった感じです。私自身、大きなレースに出るたびに新たな課題にぶつかり、次のレースでそれを克服すると新たな課題が見えてくる、の繰り返しでした。出場したレース数は北大の中では多い方だったと思いますがそれでも足りませんでした。インカレが終わったとき、もう一年、いやもう一レースあれば!と強く思いました。多分、日本中の選手が同じことを思っていたと思いますが。

ヨットレースは減点方式です。スタート前の持ち点は皆同じですが、ミスをするごとに点数が引かれていきます。一度大きな減点をくらうと挽回は殆ど難しい。だけど経験がないとどこでどんな減点が起こりうるか分からないですよね?スタート時の課題だけ毎回持ち帰ってきても勝てるチームにはなれないわけです。

北大ヨット部はレース経験が足りない。よく言われることです。もちろん沢山レースに出られればいいのですが、艇輸送費はおろか遠征費だって馬鹿にならないですし、簡単な話じゃないです。

じゃあどうすればいいか?レースに出なくてもレース経験を積む方法はないでしょうか。例えば、TracTrac
の分析。自分はどこで順位を落としたのか?自分とミートした艇がその後どんなコースを引き何位で回航しているのか?いい順位でまわっている艇はどこでスタートしどんなコースを引くのか?など見るべきところは沢山あります。上マークへの寄せ方、リーチングやランニング、ゲートアプローチでの位置取りなど、上手い選手がどうやっているか、そして自分がそれをするために足りないスキルは何なのか?レースに出ていなくても自ずと課題が見えてくるわけです。1位から
72位まで全艇の引いたコースが分かるのにこれを活かさない手はないですよね。

他にもレース経験のある先輩に話を聞くなど、また、VRIだって馬鹿にはならないと私は思います。





次に、「インカレを意識した練習をすること」

これはシーズン中も何度か話した気がします。レースに出た選手は体感したかと思いますが、祝津とインカレだと何から何まで違いますよね。でも、練習の仕方はもちろん、選手の意識次第でより近い状況を再現することはできるはずです。今シーズンはリーチングホイストやゲートマークのアプローチの仕方など意識的に練習に取り入れるようにしていましたが、こういったことが一つ目に挙げた「レースに出ずにレース経験を積むこと」に繋がっていたと思います。スタート練習をするときに列をつくれとしつこく言っていた意味が少しでも伝わっていたらうれしいです。





最後に、「勝ちにこだわること」

これはちょっと精神的な話ですが。

皆さん、自分たちはどうせ弱いって思っちゃってませんか?たしかに弱いんですけど、そのメンタルじゃインカレでは勝てません。特にスタートなんて気持ちが大事ですから出られるものも出られなくなっちゃいます。

同じことは練習でも言えます。皆が「自分が一位をとる!」と思っている練習とそうでないのとでは練習の質が全然違ってくるからです。

少し違う話になりますが、目標というものに積極的であってほしいです。目標なんて強気に立てればいいと今になってみると思います。

目標を立てるとその実現に向けた逆算が必要になってきます。北大ヨット部の人はそこで絶望しちゃうのではないかと思います。でもさっき書いた通り、ヨットレースは減点方式です。仮に目標実現に必要な順位が○位だったとして、最初から「○位をとるぞ!」と思ってレースに臨んでいる人なんかいないと思います。ベストのスタートをしようとして、ベストのコースを引こうとして、フィニッシュまでに細かい減点を何個かくらって、その結果が順位になるのです。そう考えるとレースをしているその瞬間には目標なんてあってないようなものです。皆が本当に目指しているのは、たぶん、レースで前を走ることですよね?そのことを忘れないでほしいです。





やっぱりヨットは前を走らないと面白くありません。七大戦で一上一位とった時のヒリつきは今でも覚えているしそれこそがヨットの醍醐味だと思います。

このヒリつきをできるだけ多く、できればインカレで味わってほしいです。気持ちよく引退するには上手くなるしかないです。後輩たち!頑張れ!!
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